2009年06月14日

今日の早朝寄席 2009/06/14

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この日の出演者・演目は以下の通り。

1)柳家わさび 「やかん」

2)金原亭馬吉 「鮑のし」

3)川柳つくし 「歌のお姉さん<新作>」

4)春風亭一之輔 「青菜」

「落語ブームは続いているのか??」
いつもは一番乗りの時間に行ってみると既に数人並んでいました。
その後も続々と人がつめかけ、この日は300人近くは入って、立ち見が出るほどの盛況でした。

馬吉さんの声質は良いですね。
彼の鮑のしは志ん生師匠のそれとくすぐりも含めて似ています。
古今亭一門だから、当然なのでしょうけど。
古今亭の鮑のしはそうなのか、一般的な最後のサゲまで行かないです。

実力派の一之輔さん。
青菜というサゲがなかなか分かりにくい演目でした。
しかしこの日一番の笑いを取っていたのは一之輔さんでした。
くすぐりが良かったですね。
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2009年06月09日

甚兵衛さん

 落語に出てくる登場人物は単純に役どころにより、パターン化されている。若旦那となると、孝行息子は存在せず、ほとんどが店の売上をかすめて、遊びほうける放蕩息子と決まっている。また、ちょいと抜けた感じの男は与太郎。そそっかしい、八っつあんに熊さん。ご隠居は良い人だが、正直に「知らない」と言うことができない、依怙地さがある。

 そして夫婦は決まって、かかあ天下というパターンになっている。亭主は気が弱く、だらしなく、商売が下手で、あまり賢くない。一方、妻の方は気が強く、しっかり者で賢く、夫の尻を叩いている。そして、この亭主の名前は「甚兵衛」さんと決まっている。「火焔太鼓」、「鮑(あわび)のし」、「熊の皮」。しかし、これらの話に出てくる甚兵衛さんは、設定からして同一人物というわけではない。

 女房に尻を叩かれるからこそ、上手く処世していける甚兵衛さんたちが、私は好きだ。

<初出:秀コラム 第1618話>
posted by (秀) at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2009年06月07日

今日の早朝寄席 2009/06/07

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この日の出演者・演目は以下の通り。

1)古今亭ちよりん 「出来心」

2)三遊亭ぬう生 「紙屑屋」

3)鈴々舎わか馬 「盃の殿様」

4)金原亭馬治 「景清」


この日の早朝寄席は久しぶりに良かったです。

圓丈師の弟子らしく、ぬう生さんの紙屑屋は時世のネタも織り交ぜて、工夫の跡がありました。

わか馬さんの盃の殿様は寄席で初めて聞きました。(圓生師匠の録音は聞いたことあり)
滅多に高座に掛からない、レアネタと言えます。

そしていつも熱心な馬治さん。景清という大ネタに挑戦です。
「ああ、この人は12代目の金原亭馬生になる人だな」と感じる高座でした。
posted by (秀) at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 早朝寄席

2009年06月02日

asahi.comより 「あのとき落語が変わった」

 朝日新聞のWebサイト、asahi.comで落語協会の分裂騒動を振り返る記事があり
ましたので、そのリンクを掲載します。

 http://www.asahi.com/showbiz/stage/rakugo/TKY200905300097.html
posted by (秀) at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 早朝寄席

2009年06月01日

落語の時代は終わったか?

 落語の時代はもう終わってしまったのではないかと思う。昨今、落語ブームなんて言われているが、そんなものは幻想で、かつての時代を彷彿させる程の規模ではない。そもそも、今はヒーローが存在していない。確かに独演会などのチケットを即時に売り切ってしまう噺家が存在するのは事実である。

 しかし、名人上手となるといずれも既に亡くなってしまっている人ばかりとなってしまう。それは亡くなったからありがたいのではなく、彼らは存命中からも名人上手と呼ばれた。一部の名跡は今でも引き継がれてはいるが、その存在感や実力の面でまだ先代に及んでいない。

 志ん生(5代目)、志ん朝(3代目)、馬生(10代目)、小さん(5代目)、文楽(8代目)、圓生(6代目)、三木助(3代目)、などなど。彼らほどの大看板が今はいない。いずれも過去の音源をして聞くしかない。それでも魅力十分である。そして、名人上手とはいかなくても、談志、圓鏡(現:圓蔵)、三平などという人気噺家がかつていた。そもそもの勢いが違う。

 私が実際に寄席で見る噺家のほとんどは真打を目標にがんばっている二ツ目である。それは費用の面での理由もあるが、もう一方で平成の名人上手と言われる噺家の若い時を見ておきたいという考えもある。確かに琴線に触れる若手の噺家は数名いるが、今後どれほど成長するかはまだまだ未知数。栴檀は双葉より芳し、か?。

<初出:秀コラム 第1643話>
posted by (秀) at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 解説

2009年05月31日

今日の早朝寄席 2009/05/31

この日の出演者・演目は以下の通り。

1)林家ひろ木 「ちりとてちん」

2)林家彦丸 「粗忽の釘」

3)林家たこ平 「時そば」

4)五街道弥助 「臆病源兵衛」


 たこ平さんのまくらは前回の早朝寄席のときと同じ話でした。

 最近の二ツ目の高座を見ながら思うのですが、彼らの芸に緊張感が感じられません。真剣さが足りないというか、軽く流しているような感じすらします。客が多く入ることを良いことに、だらけている感じがしています。
 自分で集客する落語会では一生懸命のようですが、ここのところの早朝寄席は良くないです。
posted by (秀) at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 早朝寄席

2009年05月24日

落語協会 新真打内定!

落語協会の新真打4名が発表されました。

・桂ぶんぶん
・三遊亭窓輝
・柳家三之助
・桂桂笑生

来年の3月下席からです。

襲名・改名は未定。
posted by (秀) at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | その他

今日の早朝寄席 2009/05/24

この日の出演者・演目は以下の通り。

1)柳家麟太郎 「悋気の独楽」

2)柳家花ん謝 「粗忽長屋」

3)三遊亭きん歌 「看板の一(ピン)」

4)柳家 右太楼 「野ざらし」

 久しぶりの早朝寄席です。やはり日曜日の朝はこれですね。あいにくの雨ですが、今週も外すと連続4週(うち2週は早朝寄席そもそものお休み)、早朝落語抜きとなるので、意を決して出かけました。やはり出掛けて良かった。

 ◆花ん謝 「吉兆事件」
 花ん謝さんの師匠は花緑師ですが、前座で師匠の付き人をしていたときの話。師匠が芝居に出演中のとき、楽屋で師匠が「弁当が冷蔵庫にあるから食べなさい」と言って、芝居に出て行くと、冷蔵庫の中には吉兆の箱入りの弁当があった。感謝感激、喜んでその弁当を数口食べたが妙な胸騒ぎがする。もう一度冷蔵庫を覗くと、下の段に鮭弁当が入っていた。
 慌ててコンビニに出掛けて惣菜を買い漁り、その惣菜で食べかけた弁当を復元したとさ。師匠は気付かなかったようで、まだ師匠にも内緒とのこと。けど、ばらしちゃいました。
posted by (秀) at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 早朝寄席

2009年05月16日

落語協会分裂騒動記

 落語界はドラマだ。いや、ドラマだった。そして歴史である。現在、東京には4つの落語団体があって、最も大きいのが落語協会、次いで落語芸術協会となる。そして、円楽一門会と立川流。後者の2団体は30年程前に落語協会から分裂独立している。特に後に円楽一門が独立することとなった騒ぎが落語協会分裂騒動と言われている。

 そもそもの起こりは真打昇進問題。当時の落語協会会長であった柳家小さん(5代目)は真打自動昇進制度を導入し、一度に10人もの二ツ目を真打に昇進させようとしたが、当時顧問で先代会長であった三遊亭圓生(6代目)がこれに反対したことに端を発する。圓生は古典落語を尊重する一方で、年数ではなく本来の芸道の実力での真打昇進を唱えた。新作落語をやる噺家はしいたげられ、多くの滞留二ツ目が存在した。

 勢力的には協会執行部の多くが小さんを支持し、圓生は劣勢だった。そんなとき、本当の首謀者が誰であるのかは諸説あるが、圓生を担いで落語協会から離脱する一派があった。それらは立川談志、三遊亭円楽、古今亭志ん朝(志ん朝が首謀者でないことは明らか)だった。ちなみに円楽は圓生の一番弟子であり、一方、談志は小さんの弟子であった。これらのメンバーと弟子達で新団体「落語三遊協会」をぶち上げるに至ったが、新団体での待遇への不満で談志が早々に脱落。また、当初味方についていた寄席のオーナー達が新団体結成に反対して、寄席での公演を認めないということで、この団体の構想は翌日には潰れてしまった。思った以上に落語協会の結束は固く、動きが早かったようだ。

 志ん朝はその後、詫びを入れて協会に復帰している。一方、圓生は翌年に亡くなってしまって、一連の騒ぎは幕引きとなり、その後、圓生の弟子の大半は落語協会に復帰した。そして結局は円楽一門はそのとき落語協会から独立し、立川流もまた数年後に落語協会を離れて独立した。私には政治よりもドラマチックな騒ぎに思える。

 来春、三遊亭楽太郎が6代目の円楽を継ぐことになっている。それがそのまま円楽一門の総帥となって、一門を率いるものなのか、私には分からない。現在円楽一門と立川流は東京の4つある定席の寄席に出ることができない。しかし、新円楽の襲名興行については落語芸術協会が協力して、うち3つの定席での興行が可能となった。歌丸会長と小遊三副会長という笑点つながりでの効果だ。一方、上野鈴本演芸場に限っては落語協会の専属の演芸場であるため、落語協会の理事会で円楽襲名興行の可否について諮ったようだが、否決されている。協会の上層部の中にはかつての分裂騒ぎの確執がまだ残っているようだ。

 落語家の系図を見ると圓生のかつて弟子だった人々が今も落語協会の中心にいる。そしてさらにその弟子達が今若手として精進を続けている。分裂騒動の頃に生まれた世代であって、当時の騒ぎを直接する者たちではない。いつかこれまでの分裂騒動が過去のこととして清算され、円楽一門については落語協会に復帰してもらいたいものだ。新円楽しだいか?。

<初出:秀コラム 第1646話>
posted by (秀) at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 解説

2009年05月13日

金原亭馬生一門会@らくごカフェ

金原亭馬生師匠の一門会に行ってきました。

登場者、演目は以下の通り
・馬治 「素人義太夫」
・馬吉 「大工調べ」
・馬生 「柳田格之進」

兄弟弟子の馬治、馬吉さんは大量の汗をかきながら、それぞれ40分近くの熱演です。

ロングバージョンにも関わらず、大工調べは大家との喧嘩の口上シーンまでで、最
後まで行くことなく途中終了でした。ちょっと残念。途中が長すぎました。

柳田格之進は大ネタとして存在は知っていましたが、実際に聞くのは初めてでした。
時間の関係から、寄席でもなかなか聞けない演目の1つではないでしょうか?。

この日、馬吉さんが足袋を忘れてくるハプニング。出番と仲入りの関係から師匠に
足袋を借りたそうですが、あまりの熱演のために足袋も汗まみれ。
師匠はそれを履く気にはなれず、靴下で登壇してそれをマクラにしてました。

キャパシティも50名と非常にアットホームな落語会でした。
posted by (秀) at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語会